小豆島で手延そうめんが造られるようになったのは、およそ400年前の慶長の昔、小豆島の農民がお伊勢参りの帰り大和の国からその製法を持ち帰り伝えたのが始まりだそうです。
当時は小麦を積んだ馬が尻尾に鈴をつけて山路を運び、農家で早朝から石臼で粉をひき、その粉を塩水でねり踏み込んで広くのばしてゆき、それに食油をつけて渦巻きにきり、手首の太さからだんだんと細手でのばして最後には純白の簾のようなそうめんに作り上げます。
現在では一部機械化されましたが、その工程には変わりなく、手延そうめんがもつ独特の風味と舌触りは日本各地で多くの人々に親しまれています。是非一度、ご賞味下さい。